1歳児の製作って何ができる?
1歳児の製作遊びは何ができるのでしょうか?製作遊びをしているけど、新しいものをやってみたい!と思った方はいらっしゃいませんか?
1歳児もたくさんのことが製作遊びでできます。
製作遊びのレパートリーを増やしたいあなたのために今回は、1歳児が製作遊びでできること現役保育士が徹底調査いたしました。
・1歳児の製作でできること
・製作をするときに気をつけたいこと
・製作のレパートリーの探し方
1歳児の製作遊びをする時のねらい
1歳児は、少しずつ手先も器用になる年齢です。自分でやってみたい気持ちも出てくるので、製作遊びにも興味を持ち始めます。製作遊びを通して、楽しさを感じ集中して遊びに取り組む子どもも出てきます。
1歳児の製作遊びのねらいとして、
•さまざまな素材に触れることで新しいことを学び、好奇心や探究心が育つ。
•手先を使い繰り返し遊ぶことで、指先を使って表現ができるようになる。
•製作遊びを通して、色やサイズなどの比較ができるようになり、物の特徴を理解できるようになる
などのことが考えられます。
1歳児で行う製作遊びは、初めての物や感触などに触れる経験が多く、感覚器官の刺激にもなります。
製作遊びの中で、苦手な物や楽しい物など個々に違いが出てくることも製作遊びの特徴としてとらえられるでしょう。
次からは、保育園で行っている保育士が実践した1歳児ができる製作遊びについて説明していきます。
1歳児が製作遊びでできること
シール貼り
シール貼りでは、台紙からシールを剥がすということから指先を使います。月齢によっては、台紙から剥がすことが難しい子どももいるので、台紙側に少し折り目をつけて剥がしやすいようにしたりしています。
また、さまざまな大きさのシールがあると、月齢に合わせて色々な大きさのシールで楽しむことができます。細かい作業が好きな子どもは小さめのシールでも剥がせるようになるので楽しいですよね。
指スタンプ
スタンプ台や絵の具を使って、指先に色をつけて指スタンプができます。初めは、指につく絵の具の感触が苦手な子どももいるので様子を見ながら進めていきましょう。スタンプをつける紙に、ポンポンと伝えながら表現するとポンポンつけて行く子どももいますが、大体の子どもはぐしゃぐしゃ〜となります。でも1歳児は、この動作が普通なのであまりポンポンとつけることができなくても楽しみましょう。1人ひとり個性が出て完成すると楽しいですよ。
たんぽ
指スタンプよりもやりやすいのがたんぽです。緩衝材を使ったたんぽや、布を巻いたたんぽなど色々なたんぽが作れます。製作に合わせたたんぽを作ってくださいね。
たんぽは、スタンプのように色がなくなるまでポンポンできたり、作ったたんぽによってどんな柄ができるのか面白いところなので紙についた柄を子どもと楽しむこともできますね。
1歳児は力の加減が難しいので、作ったたんぽが壊れてしまうことも少なくありません。強めにやる子どももいれば、ソフトにやる子どももいるので、仕上がりが楽しいですよ。
ビー玉転がし
バットに紙を置き、色をつけたビー玉をバットの中で転がす技法です。
バットを持って自由に転がすので、面白い模様ができあがります。バットの動かし方が難しいこともあるので、保育士と一緒にやっても良いです。
ビー玉を使うので、誤飲にならないように保育者がその場を離れないように気をつけながら行なっていきましょう。
クレヨン
クレヨンを使う製作遊びは定番ですよね。まずは、クレヨンを動かすことで色が出てくる楽しさを感じながら進めていきましょう。また、クレヨンは口に入れやすいです。ですので1歳児向けのクレヨンからスタートすることをお勧めします。
マーカー
マーカーペンを使う制作もできます。力の加減がまだ難しいため、紙に強くマーカーを当てて書くため、マーカーペンは力が入りすぎると先がつぶれてしまいますので注意してください。
半紙などにマーカーで色をつけて、霧吹きを使ってにじみ絵にすることもできます。
マーカーは水性マーカーをおすすめしますが、手や洋服が汚れてしまう可能性があるので、スモッグなどを着て製作することがおすすめです。
ジップロックを使って絵の具伸ばし
感触遊びにもなるジップロックを使った制作は手が汚れないで出来る製作になります。
絵の具の数色を紙にのせ、ジップロックの中にしまいます。ジップロックの上から自由に触ってみたりなぞってみたりしながら楽しむことが出来ます。
デカルコマニー
半分に折り目をつけた紙に絵の具を付けます。紙を半分に折り、手で上から押しつけて色を広げます。
紙を開いてみると絵の具が混ざった状態で転写されます。
紙に筆で絵の具をつけても良いですし、指についた絵の具をつけても楽しいです。
のり
でんぷんのりを使って製作できます。年度の後半くらいに使って製作をしたことがあります。
でんぷんのりを使う時は、はじめはのりの感触に戸惑う子どももいるので、のりだけを触ってみる感触遊びから導入していくのも良いかもしれません。
おかあさん指にチョンと付けてねと声をかけたりしながら製作をしていました。そのあとは台紙にぬりぬりと伝えながらやってみたり、保育者がのりをぬって貼る作業は子どもにお願いする時もありました。
誤飲に繋がらないよう、少人数で製作したり一対一で関わりながら製作する事をおすすめします。
手形足形
手形足形もよく活用する製作遊びです。手や足に絵の具やスタンプを使って色をつけ、手形足形をとります。
手に絵の具が付くことが嫌な子どももいるので、ぬりぬりするよなどと声かけをしながら様子を見て行うようにしましょう。
水風船スタンプ
水風船を用意して、その水風船に絵の具をつけます。絵の具がついた水風船を紙の上で転がして色をつけていく製作遊びです。
転がして色をつけても良いですし、ポンポンと押すように色をつけても楽しいです。
水風船の代わりに風船を使ってもできますよ。
ちぎってはる
ちぎる動作は手指の運動にもなります。折り紙やちぎりやすいお花紙などを用意してちぎったものを紙に貼っていきます。
貼る時は、両面テープやのりをつけてその場所に自由につけます。
丸めてはる
ちぎって貼る製作と同様に、丸めたものを紙に貼っていく製作遊びです。
こちらも子どもが丸めやすいお花紙や折り紙を使うと良いでしょう。
貼る時は、両面テープやのりをつけてその場所に自由につけます。
製作遊びをするときの注意点
製作遊びを楽しめるようにする
1歳児の製作遊びは、ほとんど初めての経験として色々な素材に触れていきます。初めての経験は誰でもドキドキしますよね。
一対一で製作をして様子を見ることも環境を作る一つです。
また、大人が製作する姿を子どもが見ることで楽しさややってみようかなと興味を持つこともあるので、大人も一緒に楽しんでいきましょう。
新しいことを覚えて楽しい遊びだと感じられるような環境づくりをしていきましょう。
無理せずに子どものペースに合わせる
先程お伝えしたように1歳児の製作遊びは、初めてやることが多いからこそ、子どもの中には敏感になる子どももいます。
一緒にゆっくりやってみても嫌がる様子が見られたら、無理しないで中断することも大事です。
子ども一人一人感触のとらえ方は違うので、その子どもにあった製作遊びをしていきましょう。
事前準備をする
製作遊びをする時には、事前準備をしっかりしてから取り組むようにしましょう。
汚れた時のための雑巾だったり、紙の枚数、絵の具が途中で無くならないようにしっかり補充されているかなど、考えたらたくさん出てくるので、各製作遊びに必要なものを確認してから行うようにしましょう。
1歳児の製作遊びはどうやって探す?
製作遊びのレパートリーもやっていくうちに同じものをしていると悩むこともあるかもしれません。
そんな時は色々な媒体を使って探しています。
参考書
Amazonや楽天ブックスで参考書が売っていますよね。
「保育 製作」などと探してみることで年齢にあった製作の本がたくさん出てきますので参考にしてみてください。
Amazon 楽天ブックスインスタグラムやピンタレスト、X(エックス)などのSNS
インスタグラムやピンタレストは動画や写真で見れるので簡単に製作遊びのレパートリーを探すことができます。
ピンタレストは海外の製作などの写真が見れたりするので、視点が変わり参考になりますよ。
保育情報サイト
保育情報サイトでも月別などで製作遊びをまとめて上げてくれています。
たくさん載っているので私もよく何ができるかな?と参考にしていました。
\他の遊びはこちらから/
1歳児の室内遊びはどんなものがある?雨の日も退屈しない遊び16選
1歳児も楽しめる感触遊びのアイデア15選[保育園でもお家でも遊べる素材]
まとめ
1歳児が製作遊びでできること 現役保育士が徹底調査しました。いかがでしたでしょうか?
1歳児の製作遊びでは、たくさんできることがあります♪
まずは実践してみて子どもの反応を確認し、繰り返しやってみたりできるか、これはまだ早いかなど理解しながら遊びを進めていきましょう。
ちょっとした製作遊びの参考になりましたら嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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