今働いている保育園では休憩時間をしっかりとれていますか?
保育士をしていると、
休憩しっかりとれない!
休憩時間は保育室…
など色々な事情で休憩時間を取れていない保育士さんがいらっしゃいますよね?
現に休憩が取りづらい状況の方の割合が多いのではないのでしょうか。
今回は保育士は休憩なし?現役保育士が経験した休憩事情についてお伝えします。
保育士の休憩時間
保育士の休憩時間は…
あります!
労働時間が6時間を超える場合→少なくても45分
労働時間が8時間を超える場合→少なくても60分
という規定があります。
ですが、しっかり休憩時間として与えられた時間を休憩できるかといえば出来ない現場が多いです。
その理由として…
・子どもと給食を食べる時間が休憩時間に入っている。
・休憩時間に連絡帳などの書き物をする。
・交代で休憩を取っているが未満児の場合は早く起きたり泣いたりするかもと思い、気を遣ってしまい早めに切り上げてしまう。
・休憩室が休憩しづらい環境
などが一例としてあります。
私が過去に働いていた職場でも、保育室で自分たちのご飯を食べたら休憩が終わりの場所や、ご飯をかきこんで食べて休憩室から早く出たい雰囲気の場所
などの休憩時間を経験してきました。
本当はしっかり休憩を取れるはずなのに、他の先生と交代しなきゃと気を使ってしまう時もありました。ベテランの先生と組んでいるとそういう気持ちになる方も多いのではないでしょうか。
また休憩後の仕事内容が多い為、ゆっくりできない気持ちになってしまうことも休憩時間を削ってしまう一つになっています。
・連絡帳
・午睡チェック(未満児は5分おきに呼吸チェック)
・子どもの荷物の確認(汚れた物の入れ間違えは無いかチェックなど)
・おもちゃ拭き
・保育室の掃除やトイレ掃除
・製作物準備
・会議
など
休憩後の仕事内容は分担して行なっていますが、時間がかかることもあり、早めに休憩を終わらせておこなうことがあるのが現状です。
休憩時間をしっかり取れない分、疲れもちゃんと取れずに午後の保育になったり、リフレッシュできないことでイライラしやすくなる原因、体調に出てしまうなどの悪循環になり得ます。
保育士の休憩問題は、なかなか改善ができていないところが多いのです。
現役保育士が経験した休憩時間
現役保育士の私が過去に働いていた職場での休憩時間を思い出してみました。
書き出してみると、園によって休憩の取り方もバラバラだったなと自分のことながら感じてしまいました。
・保育室でご飯を食べてそのまま仕事へ…食べる時間だけの休憩
・しっかり45分〜1時間とれる休憩
・外出しづらい環境
・外でご飯を食べて休憩
・休憩室が窮屈すぎて気まずい環境
という休憩時間がありました。
休憩時間内に外出できた職場の時は、自分自身もリフレッシュできましたし、お昼を外食にする楽しみもモチベーションに繋がりました^_^
また自分の時間として携帯を見てゆっくりしたいということもできました。
小さな空間での休憩場所は会話しなきゃいけない環境だったり、休憩が休憩にならない苦痛な時もあり、他の空いている場所を借りて過ごしたり、休憩を切り上げようと早めに保育室に戻ったこともあります。
そうすると、リフレッシュできずにいて疲れが溜まっていた日々でした。
労働基準法を確認してみよう!
労働基準法では労働時間により異なりますが、休憩時間は必ず与えられることになっています。
(休憩) 第三十四条 使用者は、労働時間が六時間を超える場合においては少くとも四十五分、八時間を超える場合においては少くとも一時間の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない。 2 前項の休憩時間は、一斉に与えなければならない。ただし、当該事業場に、労働者の過半数で組織する労働組合がある場合においてはその労働組合、労働者の過半数で組織する労働組合がない場合においては労働者の過半数を代表する者との書面による協定があるときは、この限りでない。 3 使用者は、第一項の休憩時間を自由に利用させなければならない。引用元:安全衛生情報センター 労働基準法 第四章 労働時間、休憩、休日及び年次有給休暇
(第三十二条-第四十一条の二)
子どもの命を預かっているお仕事なので、保育士全員が一斉に休憩を取ることは難しいですが、交代をして休憩を取ることはできます。
・休憩時間中に連絡帳の記入
・子どもと食べる給食の時間が休憩時間
・ゆっくり休憩時間が取れない
・外出できない
などの休憩の自由がない環境は労働基準法に違反することになります。
保育園って、休憩時間などなぜか暗黙の了解な部分がありますよね。
これは違うと感じたら、調べてみることも大切です。知識にもなりますし、園に何か伝えようとする時には信用性があると伝えやすいです。
リフレッシュできる休憩時間を作るために
休憩時間の割り当てや場所の見直し
休憩時間の割り当て方も職場によって違いますが、お互いがしっかり休憩時間を取れるように割り当ての見直しをしましょう。
クラスごとに休憩時間は違うので、クラス内で話し合える環境が作れると良いですね。
早番の先生や、お昼寝中に会議や話し合いが入っている場合の先生は前半に休憩をとれるようにしたり、ゆっくり休憩をとれる場所の確保もできるといいですよね。
私は窮屈な場所で休憩をとっていた園では、ずっとその場に入れないのでロッカー室や空いている保育室に移動していました^_^
他の場所を使って休憩を取ることもありだと思います。
相談してみる
上司に相談してみることも一つです。
自分の考えを押し通す上司だと休憩の見直しが難しいかもしれませんが、保育士の一意見として伝えることも大事です。
私は派遣で働いているので派遣会社に相談することもできます。
派遣労働者も雇用形態問わず、休憩に関する条件は労働基準法によって定められています。休憩について派遣会社に相談してみると園の方に伝えてくれる場合もあるので、相談してみましょう。
休憩時間だと割り切る
人対人で関わる職場なので難しいところもある職業ですが、休憩時間だからと割り切ることも大切です。
周りの先生が早めに休憩を切り上げている様子をみて私も行かなきゃいけないという気持ちになる環境だったりしますが、休憩だからと割り切るようにしましょう。
小さな勇気が必要ですが、私も居座るようにしたら少しずつ変化が起きた職場もありました。
転職を考える
それでもなかなか改善されない環境でしたら、転職をすることも一つの方法です。
職場の中に入ってみないとわからないことが多いですが、色々な保育園の休憩事情を経験した私からお伝えできることは、以前よりはしっかり休憩を取れる環境の保育園も増えてきたので他の保育園を見てみることも解決策と感じます。
転職エージェントに休憩時間の件や、他にも気になる件を伝えると情報を教えてくれるので、自分に合った保育園を見つけることができるかもしれません。
良ければ転職エージェントも活用してみてくださいね。
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保育士は休憩なし?現役保育士が経験した休憩事情【まとめ】
保育士は休憩なし?現役保育士が経験した休憩事情についてお伝えいたしました。
いかがでしたでしょうか?
なかなか休憩が休憩でない保育園が多いなか、少しでも休憩時間の改善方法がお伝えできていたら嬉しいです。
先程も書いたように保育園の暗黙の了解というものが存在しやすいので難しい部分もありますが、保育園は一つではないことも理解していると気持ちも楽になるかもしれません。
少しでも、休憩でリフレッシュできる保育士さんが増えますように。
最後までご覧いただきありがとうございました♪
他にも保育の記事を書いています。
よろしければご覧ください^_^
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