保育士の仕事は、子どもの成長とともにできることをサポートしていくやくわりがありますが、その他にもあります。
保育をするにあたっての週案や月案、子ども一人ひとりの経過記録、玩具の消毒、お部屋の掃除など…
ほかにもたくさんありますが、人と関わる仕事として保護者対応がありますよね。
保護者との関わり方がわからない
保護者とのコミュニケーションが苦手だな…
と悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。
そんなあなたに今回は普段現場で私が気をつけていることを踏まえて保育士が保護者とより良い関係を作るために大切にしていることをお伝えしていきます。
保育士が保護者対応で大切にしていること
クラスの子どもが登園やお帰りするときにどうしても保護者対応が必要です。
保護者対応の際に子どもの様子を聞いたりしながら、共有をしていく時間でもあります。
中には忙しくて時間が取れない時もありますが、様子を見ながらコミュニケーションをとっていきましょう。
挨拶や振る舞いをしっかりし笑顔で対応する
第一印象はとても大事で良くも悪くもその方の記憶に残ってしまいます。
挨拶や振る舞いは第一印象になる部分でもあるので、はじめて会う保護者の方には気をつけなければなりません。
特に新年度は気をつけていきたいものですね。
新年度だけでなくて毎日関わる際には振る舞いに気をつけてコミュニケーションをとっていきましょう。
保育園での子どもの様子を伝える
保護者の方は保育園に預けている時間の子どもの様子はわかりません。
連絡帳などでこんなことをしたんだと分かる部分もありますが、子どもの様子を口頭で伝えることもコミュニケーションのひとつです。
そこから話が広がることもあります。
連絡帳に書いていない姿、こんなことをしていた、こんな関わり方をしていたなど小さな事でも大丈夫です。
子どもの姿を発見して伝えてみてくださいね。
お家での状況はどんな姿か聞いてみる
先程の話の続きで、こんな姿が保育園で見られたけど、お家ではどうですか?と聞いてみるとお家での様子を話してくれ、話が広がることがあります。
保育士側も保護者側も子どもの知らなかった一面を知る機会になったり、保育園でしていることはお家でしているから同じようにやっているなど、子どもへの理解にもつながります。
連絡帳に書いてきてもらった話を会話に取り入れてみる
連絡帳に朝の様子を書いてもらえるとお迎えの時間の時にその話を取り入れることができます。
もしかしたら悩んでいる内容が書いてあったり、体調のことが書いてあるかもしれません。
その内容にも触れることができるので、そのようなやりとりも大切にしています。
少しでも保護者の方の悩みや日中の子どもの様子を伝え手助けになればいいなと思い、関わるようにしています。
以前、私は連絡帳に書いていただいた内容についてお迎え時に話すことがありました。
そういう方法もあるんですね!知らなかったです
とおっしゃってくださったり、
いつも教えてくださって嬉しいです
とありがたいお言葉をいただきました。
些細なことでもいいので話してみると、保護者の方からも話を出してくれたり良い関係性をつくるきっかけになるでしょう。
保護者が安心して話せる状況をつくる
さらっと保護者対応をしていると、保護者の方も何か伝えたい時に話しづらくなってしまう可能性があります。
毎回必死なコミュケーションをとることより適度なコミュニケーションをとっていく方が保護者の方も安心できるかと思います。
保護者の方が安心して話しやすい環境を作っていくことが大切です。
保育士の知識を押し付けない
保育士をしていると保育の知識はたくさん増えていきます。
保育園と家庭で違いが出ることは当たり前です。
悩んでいる保護者がいた場合、保育士目線で
こうやったらできましたよ。なんでお家だと出来ないんですかね。
などと伝えてしまうと
保育園では出来てるのになんで家では出来ないんだろうと更に悩んでしまうこともあるかもしれません。
保育園は保護者の方のサポートもしていく場所でもあるので、伝える時も
保育園ではこうやってみたら、こんな姿が見られたのでお家でもよろしければ試してみてください。
などと伝え方を変えてみながら連携をとっていくようにしていきましょう。
他にも専門分野ではない部分についてです。
例えば、子どもの体調不良時の対応です。
保育の知識からもしかしたらこの病名かもと勘が働くかもしれません。
そのような場合に〇〇(病名)だと思うので必ず病院に行ってくださいなどのことは医療機関の専門ではないので言えませんよね。
そのような場合も症状をお伝えした旨で、
こういう状況もあるため気になるようでしたら受診をおすすめします。
などと伝えるようにしていたり、保育園で流行っている感染症などもお伝えし各保育園のルールもあるためその事に関しても状況に応じて伝えるようにしていきましょう。
判断は家庭が決めることもあるので伝え方も大事になってきます。
保護者からのクレームが来た場合はどうする?
保護者の方が疑問点を担任に伝えることもあります。
まずはその話の内容をきちんと聞いてから誤解を招いてしまったことを謝罪しましょう。
保育園ではこういう状況がありこのような対応になったということも丁寧に説明をしていきます。
もし代替案がある場合や、確認が難しい場合は確認をしてからお伝えするようにします。
対応後は、園長や主任への報告も忘れないようにしましょう。
共有しておくことで万が一対応が難しい時は園長や主任に相談することができますので報連相は大切です。
まとめ
保育士が保護者とより良い関係を作るために大切にしていることをお伝えしました。
いかがでしたでしょうか。
まずクラスに入ったら保護者の方とのコミュニケーションは大事です。
家庭と保育園との連携をしながら子どもたちを安心して預けられる環境を作っていくのはコミュニケーションだと思っています。
より良い環境で過ごしていけるように些細なことでも良いので声をかけてみてくださいね。
保護者の方も、育児と仕事と大変な面もあり悩みが重なるときもあるでしょう。
保育園のルールもあるため全ての意見を受け入れることは難しいところもありますが、保護者の方の声に耳を傾け一緒に乗り越えていけるような関係性ができたらいいですよね。
そしたらクレームというものも少しは減っていくのではないかなと感じます。
最後までご覧いただきましてありがとうございました^ ^
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