新年度が始まって子どもたちもお昼寝の時間を過ごすようになりました。
お昼寝の時間になると、泣き出す子どもや、子どもがなかなか寝ずに悩んだりしていませんか?
どうやったらお昼寝できるかな?と考えている保育士のみなさん!
今回は1歳児のお昼寝のコツはどんなものがあるのか寝かしつけのコツを保育士がお伝えします!
※個人差がありますのでご了承いただけると嬉しいです。
・1歳児のお昼寝の寝かしつけのコツ
・お昼寝の時に気をつけること
1歳児のお昼寝のコツはどんなものがある?寝かしつけを保育士が伝授!
実際に私が実践している寝かしつけの方法をまとめてみました。参考になりましたら嬉しいです。
頭や耳の近くをなでる
頭や耳の近くだったり、眉間を優しくなでていると、触れられている安心感があり入眠に入りやすいです。
中には、頭などを触られる事を嫌がる子どももいるので、そのような場合にはトントンなど他の寝かしつけ方をしています。
頭や耳近くをなでる他にも、子どもの手をなでたり、握っていると安心して入眠する子どももいました。
添い寝をする
添い寝をしながらトントンすることもあります。
その時に、鼻歌を歌いながら歌に合わせてゆっくりトントンをしてみたり、子どものお腹あたりに手を添えてみることもあります。
横にいて安心して入眠できる場合もあるので、離れる時は眠りの深さも確認しながらゆっくり離れていくようにしています。
呼吸にあわせてトントンする
子どもの呼吸に合わせてトントンをしていると、徐々に睡眠スイッチが入ったかのように目を閉じていく事がありました。
初めは普通にトントンをしながら様子をみて、徐々に呼吸に合わせたトントンをおこなっています。
オルゴールなどの音楽を流す
音楽があるとリラックスした雰囲気でお昼寝に入れます。
音楽がない時は、小さく鼻歌で歌う声で音楽がわりになります。私はいつもきらきら星や童謡を鼻歌で歌うこともありました。
鼻歌で歌う時は次第にテンポをゆっくり歌うようにしていくと、子どもも入眠しやすいです。
最近は、子どもが大好きなアニメの歌を小さな声で歌いながら、歌に合わせてトントンをすると入眠する子どももいました。
抱っこやおんぶをする
体力勝負な抱っこやおんぶですが、1番安心して入眠できる寝かしつけの方法です。
座りながら抱っこして前後に揺れていると揺れが気持ち良くてウトウトし始める子どももいます。
もし抱っこから離れられない場合は、
熟睡している様子を把握して背中をトントンしながら布団やコットに下ろします。
下ろす時は、子どもから体がはなれてしまうと不安になり泣いてしまうので、子どもと大人との体をなるべく離さないようにしながら寝かしつけをしてみると良いでしょう。
抱っこから布団に子どもを下ろすときのコツは、タイミングが必要になってきます^_^
また、おんぶから布団に下ろすときも、子どもが熟睡している様子を確認してから布団に寝かせることもあります。
おんぶから布団に下ろす途中で泣いてしまったときはそのまま抱っこをしてみるなど試しています。
足をトントンしたりあたためる
子どもは体があたたまってくると入眠もしやすくなります。
足元が冷えている場合もあるので、足裏をマッサージし足をあたためながらトントンしてみましょう。
またタオルケットなど掛け物を足にかけてあげるようにしましょう。中には、タオルケットをかけることを嫌がる子どももいますが、そんな時はまず足元をあたためることからしています。
部屋を暗めにして寝る環境を作る
部屋の中が真っ暗だと不安になる事もあるので、少し明かりを残した部屋で眠る環境を作っていきます。
子どもによって眠り方が違うので、ひとりひとりの入眠の特徴をとらえていきましょう。
お昼寝とは
そもそもお昼寝の必要性とは何でしょうか。
睡眠中に分泌されるメラトニンというホルモンが子どもの時期にはたくさん分泌されます。
そのため、子どものお昼寝は成長を促すための大事な役割をしています。
お昼寝は、園での活動で動かした体や脳を休息するためのもの。
お昼寝が少なかったり、お昼寝していない時は、疲れが溜まりやすく午後の保育中に機嫌がわるくなってしまったり、怪我などにつながってしまうこともあります。
そのためにお昼寝を奨めていますが、年齢によっては、お昼寝をしたい子ども、しない子どもに分かれて過ごすという保育園さんもあるようです。
お昼寝をすることも個人差があることを頭にいれ、強制しない環境を作れるようにしていきたいですね。
1歳児クラスでも眠くない子どもがその日によって眠る時、眠くない時があったのでその都度様子を見るようにしていました。
お昼寝する時、これはNG!
無理に寝かせようとしない
無理に寝かそうとすると、お昼寝が嫌な時間になってしまいます。
安心して眠れる環境を保育士側はつくっていかなければなりません。
未満児クラスは横になって体を休めることが難しいところもあるので、
音に敏感なら静かに眠れるスペースをつくったり、先ほどお伝えした寝かしつけの方法を試してみましょう。
また、お気に入りの絵本を読み聞かせたり、好きな人形と一緒に寝るなど、その子どもに合うお昼寝の仕方を取り入れていきましょう。
また寝たくない場合は、無理に寝かせることをせずに眠たくなったら寝れるという環境を作ってあげる事も大切です。
その子どもにあった寝かしつけのコツがあれば、その都度実践してみています。
眠れない時の対応などもクラスで話し合うようにしていけると良いですね。
寝てほしいという気持ちは子どもに伝わる!
子どもひとりひとりお昼寝の仕方は違います。
なかなか寝付くまでに時間がかかる子どももいます。
その中で、業務に追われて早く寝てほしい気持ちだったり、保育士がイライラしている状態で寝かしつけをすると、当然子どもにもその気持ちは伝わり寝かしつけが長引くこともあります。
感情を入れずに優しい気持ちで寝かしつけをしていけるよう心がけましょう。
お昼寝中に気をつける事
SIDS(乳幼児突然死症候群)
特に乳児はSIDS(乳幼児突然死症候群)に注意しながらお昼寝チェックをしています。
SIDS (乳幼児突然死症候群)…元気にスクスク育っている赤ちゃんが、寝ている間に死亡してしまう原因のわかっていない病気。
睡眠中に赤ちゃんが死亡する原因には、乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)という病気のほか、窒息などによる事故があります。
厚生労働省 乳幼児突然死症候群(SIDS)について
○ SIDSは、何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至る原因のわからない病気で、窒息などの事故とは異なります。
○ 令和元年には78名の乳幼児がSIDSで亡くなっており、乳児期の死亡原因としては第4位となっています。
○ SIDSの予防方法は確立していませんが、以下の3つのポイントを守ることにより、SIDSの発症率が低くなるというデータがあります。
うつ伏せ寝が寝やすい子どもが多いのですが、眠りの深さを確認しながらも横向きや仰向けに体勢を整えて顔が見えるようにしてあげる事が大切です。
また、かけているタオルケットが顔にかぶっていないか確認しながら呼吸の確認や窒息防止をしながらお昼寝チェックをしていきましょう。
空調の調節
部屋の空調も管理をしなければなりません。
快適な温度でのお昼寝ができるように、温度や湿度を確認する事を心がけています。
お昼寝をする時間
お昼寝の時間が長いと夜寝るのが遅くなる子どもがいます。
そうすると、夜なかなか寝ない→寝不足→朝おきられない→ぐずりの原因にもなります。
お家と保育園での話し合いをしっかりして個人ひとりひとりにあうお昼寝の仕方をしていきましょう。
1歳児のお昼寝のコツはどんなものがある?寝かしつけを保育士が伝授!【まとめ】
1歳児のお昼寝のコツはどんなものがある?寝かしつけを保育士が伝授!をお伝えしました。
いかがでしたでしょうか?
未満児クラスのお昼寝は、ひとりひとりの睡眠リズムを理解して、その子どもにあった寝かしつけをしていく事が大事です。
お昼寝をさせなくちゃという大人側の気持ちを強く持たず、子どもの様子を見ながらリラックスして眠れる環境のお昼寝が理想的ですよね!
大人と同じように眠くないという時もあります。子どもの気持ちも尊重しながら、お昼寝しない日もあっても良いのかもしれません。
寝かしつけもこれが正解というものは無いので、まずは色々試してその子どもが安心して睡眠できるようにしていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
他にも保育についてや、働き方などの記事を書いていますのでよろしければ見てみてください(^^)♪
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