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派遣保育士とパートの違いは?仕事内容や時給相場 メリット・デメリットまでお伝え

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働いている保育施設には派遣保育士さんはいらっしゃいますか?

保育士の派遣ってどうなんだろう?

派遣ってなに?パートと何が違うの?

と気になる方もいらっしゃるでしょう。

派遣保育士とパート保育士は雇用形態がちがいます。

派遣保育士とパート保育士の雇用形態や仕事内容や時給の相場、派遣保育士のメリット・デメリットなどを詳しくお伝えしていきます。

派遣保育士とは?派遣の仕組み

派遣保育士とは、派遣事業所に登録をして派遣労働者として、派遣先で働く労働者のことを言います。

派遣保育士の登録方法や登録した後の流れを詳しく説明していきます。

派遣の登録方法

派遣会社とはどんなものだろう?と気になる方もいらっしゃいますよね。

求人を探していると、直接雇用や派遣会社の求人情報にページが飛ぶということがあります。

実際の登録方法を見ていきましょう。

派遣会社を選ぶ

保育士として派遣で働くには、まず保育士を専門に取り扱う派遣会社を選びます。

インターネットで検索したり、口コミや評判を参考にしたりして、信頼できる派遣会社を見つけます。

登録手続きをする

派遣会社を選んだら、サイトからオンライン登録を行うか、直接会社に訪問して登録手続きを行います。

また気になる求人の欄でエントリーをすると、後日派遣会社から連絡が来てその後の予定(登録など)を話すパターンもあります。

必要な書類としては、

保育士資格証明書

履歴書

身分証明書

などがあります。

登録時には、希望する勤務条件やエリア、勤務可能な時間帯などもヒアリングされます。

面談およびスキルチェック

登録後、派遣会社の担当者と面談を行います。

その時に、今までの保育士としての経験やスキルを確認され、派遣先の選定に役立てられます。

一部の派遣会社では、スキルチェックや簡単な試験を実施することもあります。

研修プログラム

派遣会社によっては、登録後に研修プログラムを提供する場合があります。

これにより、保育現場で必要な知識やスキルを再確認し、スムーズに業務を開始することができます。

派遣先の紹介

面談やスキルチェックを経て、派遣会社から派遣先の保育施設を紹介されます。

また、求人をエントリーしていた場合は、その保育施設の情報を詳しく教えていただけます。

派遣先の情報を確認し、見学や顔合わせの面談が行われます。

条件に合えば、勤務開始となります。

以上が派遣保育士の登録方法になります。

日本の派遣法(労働者派遣法)について

派遣保育士として働く際に気にしておきたいところが派遣法です。

派遣労働者の権利を保護し、適切な労働環境を確保するために制定されています。

派遣保育士にもこの法律が適用されます。

念のため理解しておくとよいでしょう。

以下は、派遣法に関する主なポイントです。

派遣契約の形態

労働者派遣は、派遣元(派遣会社)と派遣先(保育施設)の間で契約が結ばれます。

保育士は派遣会社の社員として雇用され、派遣先で業務を行います。

雇用契約の安定性

派遣法では、同じ派遣労働者が同じ派遣先で3年以上働くことを禁止する規定(3年ルール)があります。

これにより、長期的な雇用の安定を図る一方、派遣先の更新手続きを促しています。

待遇の平等

派遣法は、派遣労働者の待遇を派遣先の正社員とできる限り平等で差が出ないようにすることを求めています。

具体的には、

賃金

福利厚生

教育訓練

などの面で正社員と同等の待遇を確保することが目指されています。

マージン率の公開

派遣会社は、派遣労働者の賃金と派遣先から受け取る報酬の差額(マージン率)を公開する義務があります。

これにより、派遣労働者が自分の労働価値について透明性を持つことができます。

キャリア形成支援

派遣法では、派遣会社に対して派遣労働者のキャリア形成支援を義務付けています。

具体的には、教育訓練やキャリア相談の提供などが含まれます。

労働者派遣法の改正についての資料

派遣保育士とパート保育士の違いは?

派遣保育士とパート保育士とよく耳にすると思います。

似てるのではないかなと感じますが、実は違いがあります。

派遣保育士とパート保育士の違いはどこにあるのでしょうか?

詳しく説明していきます。

雇用形態

派遣保育士

派遣保育士は間接雇用になります。

派遣会社と雇用契約を結び、派遣会社が雇用主となります。

派遣会社から保育施設に派遣保育士として派遣され働きます。

パート保育士

パート保育士は直接雇用になります。

パート保育士は、勤務する保育施設と直接雇用契約を結びます。

保育園や幼稚園などの施設が雇用主となります。

契約

派遣保育士

派遣保育士は派遣契約になります。

派遣契約は期限があることが一般的です。

派遣期間が終了すると、別の派遣先に移ることがあります。

パート保育士

パート保育士は雇用契約になります。

多くの場合、有期雇用契約であり、契約期間が定められています。

更新を繰り返すことで長期的に働くことも可能です。

働き方

派遣保育士

複数の勤務先

派遣契約が終了すると、他の保育施設を紹介されます。そのため様々な施設で勤務する経験を積むことができます。

勤務時間

派遣先のニーズに応じて勤務時間や期間が変わることがあり、フルタイムでの派遣もあれば短期間の派遣業務があります。

パート保育士

固定の勤務先

一つの保育施設で継続して働くことが多く、施設の一員として長期間勤務する傾向があります。

勤務時間の柔軟性

短時間勤務や特定の曜日のみの勤務など、パートタイムで働くため、家庭や他の仕事と両立しやすいです。

給与(時給)の相場

派遣保育士

時給制で、派遣会社から給与が支払われます。

派遣会社によっては、パート保育士より高い時給が設定されることもあります。

地域によって変わってきますが、大体時給1,100円から1,800円ほどが相場になります。

中には時給が1,900円台の場所もあります。

パート保育士

時給制が一般的であり、勤務時間に応じて給与が支払われます。

こちらも地域によって変わってきますが、時給900円台から1,200〜1,300円の相場になります。

福利厚生や有給休暇

派遣保育士

福利厚生

派遣会社が提供する福利厚生を受けます。

大手の派遣会社では、研修プログラムや健康診断、交通費などの福利厚生が充実している場合があります。

有給休暇

派遣会社の規定に基づいて有給休暇が付与されます。

だいたい勤務開始から6ヶ月以降に有給休暇の日数が発生します。

労働契約法に基づき、一定の勤務期間を満たすと無期雇用契約への転換も可能です。

パート保育士

福利厚生

保育施設が提供する福利厚生を受けることができますが、正社員に比べて限定されることが多いです。

社会保険や雇用保険は勤務時間に応じて適用されます。

有給休暇

労働基準法に基づいて有給休暇が付与されます。

キャリアとスキルアップ

派遣保育士

多様な経験

様々な保育施設で勤務することで、幅広い経験とスキルを身につけることができます。

派遣会社のサポート

派遣会社からの定期的な研修やキャリア相談の支援を受けることで、スキルアップの機会が多くあります。

パート保育士

継続的なスキルアップ

一つの施設で長期間働くことで、施設の方針や教育プログラムに関わり、継続的なスキルアップが期待できます。

キャリアの安定

長く勤務することで、施設内でのキャリアアップ(例えば、主任保育士への昇格)が見込める場合もあります。

仕事内容

仕事内容は、派遣保育士とパート保育士との差はそれほどありません。

条件によってはどちらも担任を任されることや保育補助という位置で業務に入ります。

派遣保育士もパート保育士も、月1の経過記録の書類は任される保育施設が多いです。

保育施設によって様々ですので、確認してみてくださいね。

また通常の保育士と同じく、子どもの保育をしていくことに変わりありません。

派遣保育士のメリットは?

派遣保育士のメリットとはどんなものがあるのでしょうか?

派遣保育士を経験した私の範囲ですがお伝えしていきます。

条件を自分で決められる

派遣会社に登録をした時にヒアリングをされるのですが、その時に自分の理想の条件を伝えます。

その条件に合う求人があった場合は、その条件で働くことができます。

以下の条件は、私が実際に条件の中に入れているものの一部になります。参考にしてみてください。

固定時間かシフト時間

固定時間の勤務,たとえば8:30〜17:30 /9:00〜17:00などの固定時間を伝えることができます。

シフト時間の勤務がOKな場合は、その保育施設のシフト時間に合わせて早番や遅番の勤務なども入ります。

担任や保育補助などクラス内の立ち位置

担任でやってみたいという方や、保育補助としてクラスに入りたいという方などそれぞれあると思いますが、ヒアリングの際にどういう立ち位置でクラスに入るのか伝えたり、確認しておくと良いでしょう。

派遣の研修もある

派遣会社によって異なりますが、スキルアップができる研修があります。

たとえば、保育所保育指針のおさらいや年齢別研修などのスキルアップができる研修制度も豊富に準備されているので参加することも良いでしょう。

自由度が上がる

最近は、保育施設によっては拘束時間などがゆるくなってきている場所もあります。

環境の良い職場で正社員として働くことも良いですが、派遣保育士で働くと時間の融通がきくようになります。

特に固定時間で勤務した場合は、その後のスケジュールが立てやすいということや、派遣は時給での働き方になるので残業をしなければならないという場面もあまりありません。

退職金が出る派遣会社もある

同じ職場で3年勤務した際に退職金が出る派遣会社もあります。

2020年4月に施行された労働者派遣法の改正により、同一労働同一賃金という点が重視されました。

仕事の内容や条件が正社員と同じであれば給与以外の待遇も正社員と同じように待遇されるといった内容です。

条件に合った方になりますが、派遣社員も退職金対象者になる点は嬉しいですよね。

*退職金支給なのかは派遣会社によって異なりますので確認してくださいね。

詳しい内容はこちらに説明がありますのでご覧ください。

厚生労働省 同一労働同一賃金ガイドライン

厚生労働省 派遣労働者の同一労働同一賃金について

派遣保育士の悩み

派遣保育士として働いていてちょっとした悩みも出てきます。

もし気になる点があったら派遣会社の担当に相談してみるのも一つの手段です。

契約とちょっと違う

初めに派遣会社と派遣先の保育施設との契約をした時と、働き始めて契約とちょっと違う仕事も任されたということがあります。

話していた内容と少し違うなと感じたら、派遣会社に確認してみましょう。

ボーナスはなし

派遣社員は、正規雇用をされている保育士さんのようにボーナスがありません。

ボーナスが欲しいという方にはあまりおすすめできませんが、賞与がある派遣会社もありますので、派遣登録する時に確認すると良いでしょう。

契約期間が最長3年

派遣契約期間が最長3年ということもあり、3年以降には新たな職場を探さなければならないという点があります。

ですが、無期雇用契約という契約方法もありますので、気になる方はこちらもご覧くださいね。

無期雇用契約について

あなたの希望により、有期雇用から期間の定めのない雇用への転換が進められるようになります

有期雇用の派遣労働者(雇用期間が通算1年以上)の希望に応じ、

  1. [1]期間の定めのない雇用(無期雇用)に転換する機会の提供
  2. [2]紹介予定派遣※の対象とすることで、派遣先での直接雇用を推進
  3. [3]無期雇用の労働者への転換を推進するための教育訓練などの実施

のいずれかの措置をとることが、派遣会社の努力義務になりました。

引用: 派遣労働者・労働者の皆様 ”>厚生労働省  労働者派遣法が改正されました > 派遣労働者・労働者の皆様 より

派遣保育士をするときに確認すること

派遣保育士として登録した時に確認しておくと良いことがあります。

事前に疑問に思うものはその都度派遣会社の担当に聞いてみましょう。

契約内容

自分が希望している契約内容と変わりないか、時間帯や業務内容など細かい部分まで確認しておきましょう。

処遇改善などのものはあるか?

認可保育園に勤務していると、保育士の経験歴により処遇改善手当が支給されるわけですが、処遇改善手当が支給されるのかされないかは会社や派遣先によって異なります。

念の為、こちらも確認しておくと良いでしょう。

保育士資格がなくても働けるか?

保育士資格が無いと派遣登録できないかなと感じてしまう方もいらっしゃると思います。

派遣登録の時に資格なしでも登録をしても大丈夫か確認したり、保育士資格がなくても働くことができる職場があるかを相談してみましょう。

親身になって聞いてくれる担当の方もいらっしゃるので今後の働き方のアドバイスもしてもらえます。

転職するなら派遣保育士という手段もあり!

保育士不足といわれている今、保育士さんが足りない施設があります。

人手不足だと職場自体がバタバタしてしまい子どもたちにも影響を与えてしまいがちです。

施設側も人員確保をして、子どもたちにゆとりをもって接していける環境を作りたいと感じていると思います。ですので、保育士資格なしでも募集しているところもよく見かけます。

派遣保育士で保育施設に勤めるということは、また違った目線で働くことができたり、転職経験がある方にとってはスキルアップにもなるでしょう。

転職を考えている方は派遣保育士という手段も頭に入れておくと良いでしょう。


転職を悩んでいる方にとっては、どこから手をつけたらいいのかわからないところもありますよね。

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保育の求人サイトを活用することでのメリット

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・雇用形態の幅も広がる

・親身になってくれる担当者さんに相談できる

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気になる方は登録しておくことも視野に入れてみてくださいね。

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まとめ

派遣保育士って実際どうなの?派遣保育士とパートの違いを解説しながらお伝えしました。

派遣保育士は実際どうなの?とわからない方にとっては不安な面もありますよね。

今回は派遣保育士とパート保育士の違いをふまえてお伝えしましたが、どちらも良い点はあります。

ですが、私的には給与面や自由度を見て派遣保育士を選びました。

子どもに関わることは変わりなく、第三者の目線でもみることができることが私には合っていたので少しばかり共有させていただきました。

この記事を通して、少しでも派遣の仕組みや派遣についてお伝えできていたら嬉しいです。

気になる方は、求人情報もご覧になってみてくださいね。

たるぎ

保育士16年目のたるぎです(^^)
こちらでは特に1歳児クラスの保育に関する情報を発信しています⭐︎

また、派遣保育士の経験から転職に悩んでいる方の参考にもなるように派遣保育士の働き方についてもお伝えしています。
時々、趣味の韓国についても記事を書いています♪

趣味: DANCE,ファッション,韓国,メイク好き

よろしくお願いします⭐︎

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