BLWという言葉をご存知ですか?
BLW離乳食ってどんなもの?
名前を聞いても?マークになってしまいますよね。
BLW離乳食とはイギリス式の手づかみ食べ食事法のことをいいます。
今回は
BLW離乳食とは?話題の手づかみ食べイギリス式離乳食
について調べてみました。
BLW離乳食とは?
イギリス式離乳食 話題の手づかみ食べBLW離乳食とは何でしょうか?
BLWとは、
Baby-Led Weaningという略語で
Baby(赤ちゃん)
Led(主導の)
Weaning(乳離れ)
という意味を持ちます。日本語訳を読んだ通り、赤ちゃんが主導で食事をしていく食事法になります。
この食事法はイギリスの保健師であるGill Rapley氏によって呼びかけられています。
数年前から話題になり、世界の20カ国以上の国でで愛されている食事法になります。
BLW離乳食とはどんな食事法?
BLW離乳食は、赤ちゃんが食事を食べ始めるタイミングやペースを決めて食事をしていきます。本来の離乳食は、大人がスプーンで食べさせたり、食材の裏ごしなどをする準備がありますがこのBLW離乳食は、ペースト状にした離乳食を食べさせる必要はありません。
赤ちゃん自身が食べる順番、ペース、量を決め、赤ちゃん自身のタイミングで食べるまで待ちます。
目安としては、赤ちゃんの準備が整う6ヶ月以降(支えれば座れる時期、手から口に運ぶ動作ができる時期)からがBLW離乳食を始めるタイミングと言われています。
BLW離乳食を取り入れることのメリット
BLW離乳食のメリットには下記のようなことが挙げられます。
①家族で食事の時間を一緒に過ごせる
②赤ちゃんの自尊心を高める
③自分で目で見て、手先を動かす動作や口の発達に良い
④五感を使って食事を楽しむことができる
⑤親御さんの離乳食作りの負担を軽減できる
⑥食事時間に起こる食べる食べないの奮闘がなくなる
赤ちゃんはいろいろな食べ物を経験することで、たくさんの味や食感を発見することができます 。初めは全く食べないことや触ってみて終わるということもありますが、それも赤ちゃんが自ら目で見て、触れて確認している証拠です。
BLW離乳食の基本の進め方
BLW離乳食の基本の進め方は、このように言われています。
BLW離乳食で注意すること
BLW中に避けたい食品
赤ちゃん自身が自ら食べることを選ぶ食事法ですが、避けた方が良い食品もあります。
・食塩や砂糖が多く含まれる食品
・人工甘味料が含まれる食品
・ファーストフードや加工スナックなど添加物が多く含まれる食品
・未調理の魚や十分に加工されていない肉
・繊維が多く食べにくい物
・はちみつ
これらの食品に気をつけながらBLW離乳食を進めましょう。
詳しくはをこちらをご覧ください。
BLW離乳食、保育園での対応は?
現在の保育園ではBLW離乳食の理解をして食事の時間に関わる環境を持つ園は少ないです。
保育園は厚生労働省が管轄のため離乳食が提供されることが義務化されています。
ですので保育園では、初期・中期・後期食に分かれて離乳食を食べる園が多いです。(施設によってはお弁当持参など異なります)
そのためBLW離乳食の認識があまりない保育者さんの方が多いかもしれません。
BLW離乳食について私たち保育者ができること
保育園に勤務していると、長年の保育のやり方で過ごしていることも少なくありません。
ですが、最近はこのBLWという離乳食のあり方など食事法を選択する家庭も増えてきました。家庭によって子育ての方法も違います。
私たち保育者も毎回知識をアップデートし、色々な子育ての方法があることを知っていかなければなりません。
集団生活で一人ひとりに合わせることは難しいところもあるのが現状ですが、一人ひとりのご家庭の考え方は知ることができます。その子その子によって食事の姿も異なることを保育者は理解していかなければなりません。
各家庭の状況を受け入れながら保育をしていくことも大切だとあらためて感じます。
まずは保育者もBLW離乳食などの理解をしていくことが各家庭との連携にもつながりますね。
BLW離乳食とは?話題の手づかみ食べイギリス式離乳食を調べてみた 【まとめ】
BLW離乳食とは?話題の手づかみ食べイギリス式離乳食を調べてみました。
いかがでしたでしょうか?
BLW離乳食を取り入れているご家庭は増えてきていると思います。
保育園の給食は、完食を目指すよりも本人の意思を尊重しながら食べていけるような食事になってきました。
このBLW離乳食も赤ちゃん自ら食べることを選ぶというあり方なので、保育園側も参考にできるところはたくさんあるでしょう。
先程もお伝えしたように、BLW離乳食の理解をすることで保育園での食事への捉え方も変わったりこうしなければならないという固定観念にとらわれずに柔軟に対応することができます。
保育者側から各家庭の食事のあり方を理解し、共有していける環境を作っていけたらいいなと感じます。
こちらの記事を通して、少しでも色々なやり方があることが参考になったら嬉しいです。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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